冬至にかぼちゃの理由って?そこには深~い意味があった

12月21日は冬至でしたね。

「冬至だから、かぼちゃ食べるよー」とかぼちゃの煮物を出したところ、娘に聞かれました。

「なんで今日かぼちゃ食べるの?」

そのときは「健康に過ごせるからだよ」と、なんとなーく答えてしまいましたが、実際のところはどうなんでしょうか?

その由来を調べてみました。

冬至は、一年でいちばん昼が短くて夜が長い日

 

冬至とは、一年でいちばん日照時間が短い日。つまり昼が短く夜が長い日。

 

そもそも冬至って、毎年同じ日じゃないってご存じでした?

だいたい12月22日前後になることが多いようですが、2016年は12月21日でした。

日照時間の関係で、微妙にずれが生じるんですね。

 

ではなぜ、この冬至の日にかぼちゃを食べるという風習が生まれたのでしょうか。

 

 

実はかぼちゃって、夏の作物

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“夏野菜カレー”と言うと、何が乗っているイメージですか?

私は、かぼちゃとオクラは外せない!と思っています。

 

このようにかぼちゃって、実は夏の作物なんです。

 

なのにどうして、冬至に食べるのでしょうか。

 

かぼちゃには体内でビタミンとなるカロチン(カロテン)が豊富に含まれています。

また、貯蔵することでより甘く美味しくなるそうです。

 

昔は冬になると野菜の収穫量が減っていました。そんな時期に、貴重な緑黄色野菜であったかぼちゃ。

夏の太陽の恵みを、大切に保存しておいて食料の少ない冬に食す。

 

昔の人の生活の知恵だったのですね。

 

 

 

「運盛り」と「一陽来復」

かぼちゃを漢字で書くと『南瓜』。これは「なんきん」とも読むことができます。

 

実は春の七草のように、冬至にも七草があるとか。

・なんきん(かぼちゃのこと)

・れんこん

・にんじん

・ぎんなん

・きんかん

・かんてん

・うんどん(うどんのこと)

この、「ん」が二つ入った名前を持つ食べ物が、冬至の七草。

「ん」が二つ入っていることで、“運”をたくさん取り込めると言われています。

 

語呂合わせのようなもので、縁起を担いでいるのかもしれません。

 

また、「いろはにほへと・・・」の最後が「ん」で終わることから、「一陽来復」の願いが込められているそう。

 

「一陽来復」とは、冬が終わり春が来ること。新年が来ること。また、悪いことが続いた後で幸運に向かうこと(goo辞書より)。

 

かぼちゃを食べることで、健康な体作りももちろんですが、冬を乗り越え新しい季節を迎えたいという願いも込められているのかもしれません。

 

冬至のかぼちゃには、いろいろな意味があるんですね。

 

 

冬至に食べるものいろいろ

冬至には、かぼちゃだけでなくあずきを食べる風習もあります。

 

地域によって食べ方は違うようですが、小豆粥にしたり、「いとこ煮」にしたり。

私の住む鹿児島では「いとこ煮」というものがないのですが、これはかぼちゃと小豆を煮たものだそう。これまた地域によって、だいぶ違いがあるようですが。

 

かぼちゃもあずきも、体を温める食べ物。

冬に食べれば風邪予防にもなります。

昔の人は、体験を通してそういうことも知っていたのかもしれませんね。

 

このほかにも、こんにゃくを食べる地域もあるようです。

 

また、食べはしませんがゆず湯も冬至の風習。

 

きっと地域ごとの暮らしの知恵が反映されているものなのだろう、と思います。

 

 

まとめ

  • 冬至は、一年でいちばん日照時間の短い日。だいたい12月22日ごろ
  • 冬至に食べているかぼちゃ、実は夏に収穫されたもの
  • 「運盛り」と「一陽来復」。ゲン担ぎと春への希望が込められている
  • 冬至はかぼちゃだけではない。土地の暮らしを反映した食べ物いろいろ

 

このように、「冬至かぼちゃ」には深い意味と、生活の知恵が隠されていたのですね。

 

いつでも、いつの季節のものも、ほとんど食べられる現代。

冬至にかぼちゃを食べることで、不自由だった昔に想いを馳せる、というのもいいのでは?

それをきっかけに、食べ物を大切にすることや、食べ物が体を作っているということをお子さんと話し合えたら、コミュニケーションも取れて一石二鳥ですね。

 

今年の冬至には間に合いませんでしたが、我が家も次にかぼちゃを食べる時には、ちょっとだけそんな話をしてみようと思っています。