ステロイドの副作用とは?精神障害を中心に正しい知識を

ステロイド、という名前はみなさんも聞いたことがあると思います。

軟膏に含まれているやつでしょ?とか。

あるいは、何らかの炎症を起こす病気のときに病院で処方された方もいるかもしれません。

 

ただ、実際どういう薬なのかはよくわかりませんよね。

調べてみると、副作用が色々あってなんだか怖いとか、そういう印象になりがちだと思います。

とくに「ステロイド精神病」という副作用が目につきます。

 

本記事では、ステロイドとはそもそも何かからはじめ、ステロイド精神病を中心とした副作用について正しく理解できるようにお話したいと思います。

 

 

 

そもそもステロイドって何なの?

ステロイドという名前は、実は分野によってもいくつかことばの範囲は違うのですが、医薬品的な話のときはたいてい「ステロイド骨格という構造をもつホルモンの総称」という感じです。

なんだか難しいですが、要はある構造をもったホルモンが体のさまざまな場所で働いていて、それらを指す物質名ということです。

 

で、様々な場所ではたらくものなので、薬としても効果があるというわけです。

炎症を抑えることが中心で、喘息、肝炎、リウマチ、そしてもっと重い病気の心筋炎等々調べればいくらでも使用されています。

 

そして、体のさまざまな場所で働くことと表裏一体、光と陰で、副作用も多種多様です。

ざっと種類を上げると10種類ぐらいはすぐ調べて出てきます。

よほど使い方を間違えなければどれも、治療を完了して薬を服用しなくなれば症状はなくなるので、過剰な心配をする必要はありません。

 

 

 

どんな副作用が?

まず最初に書いておきたいことは、副作用の多くは内服でかなり大量に摂ったときに現れるものである、ということです。

塗り薬程度なら適切に使っていれば、重大な全身症状が現れることはありません。

塗った部分のみ、にきびができやすくなったり皮膚が薄くなったりすることはあるみたいですが。

 

で、大量に使った場合の副作用を列挙すると、骨粗鬆症、糖尿病、動脈硬化といったようなかなり大変そうな症状の他、精神障害も出るとか、顔がむくむとか円形脱毛症を起こすとかあります。

 

先程も書いたとおり、適切に薬を服用たあと治療が完了したならば症状はなくなるので、過剰な心配をする必要はありませんが。

医師の先生に相談して、辛かったら対応を聞きましょう。

 

で、副作用の中でもとくに正体をつかみにくいのが精神障害というものです。本稿の最終目的はこれの解説なので、そこに向かっていきます。

 

 

 

精神症状といっても……

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「精神症状」というと、なんだか言動がおかしくなったり、統合失調症のような症状が出たりするものを想像しがちですが、そうではありません。

ステロイド剤の副作用としての精神障害とは、例えば鬱になったり、躁鬱状態になったりすることです。

最近は誤解を防ぐため、「ステロイド誘発性精神障害」という言い方に変えようという動きもあります。

 

重めの病気でステロイド剤を大量に服用しなければならないときに憂鬱になったり、逆に妙に高いテンションになったり、その上げ下げが極めて激しくなったりします。

また、物忘れが増える、不眠が起きるといった症状が起こることもあります。

 

その対策としては、そういう症状がみられたらできればステロイド剤を減らす、それが無理なら向精神薬を使うといったものが行われてるようです。

副作用をまた薬で抑えるのもなんか嫌な感じもしますが、より重大な病気を治すため、そしてあまり辛くないようにするための処置です。

 

もっとも、憂鬱になることは入院生活でふさぎがち、自分の好きなことができない、嫌に暇な時間が長い、といったことも影響していると考えられます。

それとステロイド剤の相乗効果でひどくなってしまう。

読書などの気晴らしは可能な限り取り入れたいものです。

 

 

 

まとめ

ということで、ステロイド剤とは何かということからその副作用の精神障害まで紹介してきました。

まとめると、

・塗り薬ぐらいなら適切に使用していれば副作用はあまり強くない

・ステロイド剤自体は万能薬。医師の指示通りに。

・ただし副作用(らしきもの)が辛ければもちろん医師に相談。

・精神障害は気分の浮き沈みや物忘れ

 

ということです。

必要以上に恐れすぎず、しかし正しい知識をもつ。本記事がその助けになれば幸いです。