セミの抜け殻は漢方薬になる!?その驚きの効能と使い方は!?

夏です。

この先だんだん、セミの声が激しくなってきますね。

最近の都会では昔ほどは聞かなくなってしまいましたが。

 

セミの声を聞くと暑く感じるのですが、今回はそれとは別で、セミの抜け殻のお話です。

皆さんは、セミの抜け殻に意外な使いみちがあることをご存知ですか?

 

なんと、「漢方薬」になるという話です。

 

では、どのような効能があるのか、それを紹介していきます。

伝統ある漢方のひとつ!

セミの抜け殻は漢方医学において、伝統ある素材のひとつです。

名前は、「蝉退」(せんたい)。

 

中国本土では、セミの中でもとくにスジアカクマゼミのものが使われています。

クマゼミは、「シャシャシャ……」といった鳴き声のやつです。

ただ、日本産のミンミンゼミやアブラゼミでも効果があるとも。

 

その効能は色々ある、と言われています。

・解熱

・鎮痛(とくに筋肉がつることによる痛み)

・抗アレルギー(症状を抑える)

 

ということです。

解熱には悪寒を抑える作用も含まれていますし、また抗アレルギーについては特にかゆみ止めの効果があると言われています。

 

「消風散」という漢方薬は、聞いたことがある人もいらっしゃるかと思います。

割りと有名な皮膚への塗り薬です。

あせもや蕁麻疹なんかに効果があります。

 

消風散自体は、とくに皮膚に分泌物が多く出てきてしまう症状、夏や湿気のあるときに悪化する症状に有効と言われています。

私はたまに腕時計をしていたあたりが夏は汗疹になったりするので、そういうのに効くということでしょう。

 

で、蝉退は、これに配合されています。

つまり、有名な混ぜ薬の一部になるほど効果があるということです!

なぜ効くのか?

semi2

このように民間療法として長く親しまれているセミの抜け殻、蝉退ですが、なぜ効くのかは実はいまいちわかっていません。

 

抜け殻の主成分はキチンです。チキンではありません。

キチンというのは、要は虫の殻、エビの殻、カニの殻といった、外骨格をもつ生物の外骨格の主成分です。

 

キチンはほとんど消化できず、食物繊維としての役割を持ちます。

消化できないと聞くと悪く見えるかもしれませんが、野菜の繊維質と同じで、腸のなかの物質をとってくれます。

これによって腸の掃除ができ、体長が整うと言われています。

 

じゃあなぜセミの抜け殻だけが漢方として親しまれているか。

これは実際のところわかりません。

また、キチン以外の詳しい成分や効く仕組みもわかっていません。(少なくともそういう情報は見つけられませんでした。)

 

「そんなの使うわけにはいかない!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、そういう意見に対しては、長く親しまれているってことは何らかの効果があるということなので、ぜひ試してみてほしい、ということになります。

 

ただ、他の漢方薬にも多いのですが、こういう漢方薬は継続して使って「予防して」こそ力を発揮することが多いです。

西洋医学の薬のような即効性のものではなさそう、ということをお伝えしておきます。

使い方と注意点

では実際、どのようにして使うのでしょうか。

実際に販売しているホームページによると、ほんの数グラムを煎じて服用するそうです。

刻んで、水で煮て、その煮汁を飲む。

数グラムといっても、乾燥したものなのでそこそこ数はありそうです。

 

ただ、それよりも注意点があります。

まず、自分でセミの抜け殻をかき集めて試す場合、衛生的に大丈夫かをしっかり考えてください。

寄生虫とかはいないと思いますが、しっかり煮てください。

 

あと、えび・かにアレルギーの人は服用しないでください。

厳密には殻のキチン質はえび・かにアレルギーの主成分ではないのですが、残っている可能性もなくはないので。

自己責任でお願いします。

まとめと感想

ということで、まとめますと、

・セミの抜け殻は「蝉退」という名前で漢方になる

・セミの種類はメジャーなものならなんでも

・煎じて飲む

・ただしアレルギーに注意

 

というのが、この記事のお話でした。

興味が湧いた方はぜひ、販売しているサイトを見つけて試してみてくださいね。

 

 

 

以降は私の推測なのですが、キチン質が効くということはエビの殻も効果があるのでは?と思います。

 

全て食べるわけではありませんが(頭、脳はとくに寄生虫のおそれがあるのでむしろ危ないですが)、尻尾なんかはけっこうおいしいので私は食べてしまいます。

よく噛んで。

 

案外これが効くかもしれないので、セミの抜け殻以外にもエビの尻尾は食べようかなあ、と思った私の感想でした。