子どもの頃のことを思い出すと、後悔していることって、意外と少ないんです。
自分の人生を思い出してみると、後悔ばかりですが、それはどれも、10代後半から大人になった後のことばかり。
小学生の時は出来ていたはずの、後悔しない生き方が、いつの間にか出来なくなっている。僕のような人はいっぱい居るはずです。
今回は、なぜ大人になると後悔ばかりするのか考えながら、『たった1度の人生を失敗しないための小学生でもできる生き方』を紹介しますね。
反省と後悔は違う
あまり褒められたことではありませんが、僕は子どもの頃、よく周りの大人に怒られていました。
「入ってはいけない」と言われている所に入って遊んだり、ボールの代わりに石を使って野球をして怪我をしたり。
子どもらしくて他愛ないと言えることばかりですが。
しかし、その頃に怒られたことって、いま思うと全部、良い思い出になってるんです。「あんなこと、しなければよかったな」と後悔していることなんて、なにもありません。
逆に、大人たちに怒られたことの、あれやこれを全部していなかったらと考えると、僕の少年時代は、どんだけ素っ気なかったんだろうと思い、怖くなります。
思い出すと、なにか悪さをしたり、失敗したりという時に、大人は「反省しなさい」という言葉を使うことはあっても、「後悔しなさい」とは言わないんですよね。
これは、反省と後悔が、まったくの別物だからにほかなりません。
やらないことに対して「後悔するぞ」と言われる
では、「反省と後悔がどう違うのか」ということを、僕なりの経験から考えてみると、「やってしまったこと」に対して、反省しなさいと言われます。
逆に、「いま、勉強しとかないと後悔するぞ」「最後まで頑張らないと後悔するからな」など、やらないことに対して、注意される時に、「後悔」という言葉がよく使われます。
「反省」というのは、なにか事を起こして、それが悪いことだったり、上手くいかなかった時にするものなのです。
「後悔」は、なにもしなかったことを悔いる時にします。
後悔することが多くなったのは、やり残したことが多くなったから
子どもの頃の記憶に、後悔がほとんど無いのは、興味を持ったことや、面白そうと感じたことに対して、積極的に行動していたからなんです。
大きくなるにしたがって、後悔の記憶が増えていくのは、それだけやり残したことが多いからなんです。
子ども特有の怖い物知らずな感覚で、いろいろなことにチャレンジするのは、大人になってしまうと難しいかも知れません。
しかし、後悔したことを後から振り返ったときに、いつも思うのは、「あのとき積極的に行動していれば」ということです。
子どもは失敗を沢山します。しかし、その失敗は、その時、その瞬間を、目一杯積極的に行動しているからこその失敗です。
なので、失敗のせいで後悔することはありません。
むしろ、その失敗の数だけ成長したり、思い出ができます。
逆に大人になると、失敗を恐れて行動に慎重になります。
そうすると誰かに怒られることは少なくなるかも知れませんが、行動しなかった数だけ、嫌な後悔の記憶が残ります。
子どもの頃の、目に見える失敗と、大人になってから、なにもしないことによって増やす後悔。
限られた人生の中で、本当の失敗はどちらだと思いますか?
まとめ
『たった1度の人生を失敗しないための小学生でもできる生き方』を紹介しましたが、いかがでしたか?
誰でも小学生だった頃があるので、昔は人生を失敗しない生き方が、できていたんです。
それが、大人になるとともに、いつの間にかできなくなっていたことに、気づいてもらえたんじゃないかと思います。
・反省と後悔は違うこと
・「後悔」は、なにもしなかったことを悔いる時にすること
・積極的に行動しての失敗と、なにもしないことによる後悔。人生で1番の失敗は行動しないことで後悔を残すこと
小学生のときにできていた、人生を失敗しないための生き方を思い出して、悔いのない人生を送りましょう。