花粉症って日本だけなの?気になる花粉症のしくみから

花粉症は日本だけのもの!という噂があります。

私自身は花粉症ですが、その噂を聞いたとき、今持っている花粉症の知識から「そんなことはないでしょう」と思いました。

もちろんこの段階では私個人の想像ですが。

 

ただ、調べていく過程で色々と気になる知識を手に入れたので、皆さんにご紹介したいと思います。

まず、そもそも花粉症がどうやって起こるかということについて。

 

 

 

そもそも花粉症とは

そもそも花粉症とはアレルギーの一種です。

アレルギーとは何かというと、簡単にいえば体の免疫機能の過剰反応のことです。

 

つまり、侵入した花粉(正確には花粉の中の特定のタンパク質ですが)に対してが「これは敵だ!敵が大勢で侵入してきた!」と勘違いし、あの症状が出るというわけです。

 

で、私がもっていた知識はここまでで、なら海外でも花粉に過剰反応する人がいるだろうと思ったのです。

一方でここまで考え、一つの疑問が生じました。

それは、「日本だけ花粉症の人が多すぎるのでは?」ということです。

 

火のないところに煙は立たぬ。

花粉症が日本だけにあるという噂は、いったいどこから生じたのでしょうか。

 

 

 

日本にはスギが多すぎる

花粉症の症状はどのように発生するかというと、花粉由来のタンパク質に反応してスイッチが入っていき、一定以上スイッチが入ったときに発病する、という喩えがよく言われます。

あるいは、花粉が”アレルギーコップ”から溢れたときに発病するとも言われます。

 

実態としてはもう少し複雑ですが、要は短期間に一定以上原因となる花粉が入ってきたら発病するということです。

 

で、日本にスギやヒノキの花粉症が多い理由は、その花粉が多いからです。

 

スギやヒノキは木材として優秀であると言われ、高度経済成長期に大量に植林されました。

で、現在になってその森から大量の花粉が放出されています。

それでスギやヒノキの花粉により”アレルギーコップ”がいっぱいになり、花粉症が生じるというわけです。

 

そう思うと私も、花粉症は中学生ぐらいまでは発病していなかったように思います。

しかし今は立派なスギ花粉症です。

 

一度アレルギーコップを超えてしまうと、それ以降は花粉のタンパク質を敵とみなして体が覚えてしまうため花粉症は継続します。

それを解除する方法は、少なくとも実用化はされていないようです。

 

そのようなスギとヒノキの花粉がきわめて多いという環境により、日本には花粉症が多いのだと考えられます。

なおそれ以外にも、「清潔すぎること」「車の排気ガス・都市化の影響」などもひとつの説として提唱されているようです。

が、紙面の都合で今回全ては書きません。

 

 

では、海外は?

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海外には花粉症はあるのでしょうか。

 

実は、花粉症はあります。

ただし、スギやヒノキとは限りません。

例えば、アメリカではブタクサ、ヨーロッパではイネ、地中海地域ではオリーブ。

 

ブタクサは日本でも秋の花粉として割りと知られています。

その繁殖力のためでしょう。

ヨーロッパのイネや地中海地域のオリーブは農業によって大量に増やされているということもあるかもしれません。

 

ともかく、海外にも花粉症はあります。

ただし花粉の原因が違うので、海外で花粉症だったひとが日本に移るとその症状がなくなります。(ただしその後スギ花粉症を新たに発症するかもしれません)

逆もしかり。

 

 

 

まとめ

というわけで結論としては、海外にはスギ花粉症ではないものの花粉症自体はある、ということでした。

 

ただ植林の影響により日本においてスギやヒノキの花粉症がきわめて起こりやすく、その人数が多いことは確かです。

 

アレルギーの症状を軽くするためにはそのもととなる物質(アレルゲン)を断つことが一番です。

つまり、ヒノキやスギがない海外に飛べばそのあいだは花粉症が緩和されるということです。

もっとも数日だと、重症なら花粉症の反応が長く続くこともあるため対して効果がないこともありますが……。