冷やし中華の発祥は中国じゃない!?その意外で面白い発祥とは!!

冷やし中華って、どこで始まったのか知っていますか?

 

中華って名前だから中国じゃないの?

ラーメンもあるし。

 

というようなことを思っている方は多いと思います。

私も最近までそう思っていました。

 

ただ、案外単純にそうとは言えないということがわかってきました。

結構面白いです。

 

それを今回、皆さんにお教えします。

ぜひ、「へぇ〜っ!」って思っていただきたいのです。

起源は日本だった!?

記事の最初にこんなことを言うのもなんですが、冷やし中華の起源というのは、本当の正確なものはわかりません。

なぜならば料理の歴史を、人類が火を使い始めたときからすべて解明するのは不可能ですから。

ただ、一番古い記録というものはあります。

 

そのひとつが、仙台市の龍亭というお店で出された、今の冷し中華・冷麺によく似た料理です。

これは今と具が少し違い、トマトやきゅうりのほかにキャベツやにんじんも載せていました。

 

ただ、冷やした麺を使っており、それぞれ具が細切れであるという点は同じです。

 

そしてこのメニューはざるそばをヒントに「開発」されたものなので、冷やし中華は日本発祥ということができます。

中華、とつくのは単に使う麺が中華麺だからなのです。

 

これが生まれた理由は、日本は水がきれいだから、という説もあります。

中国で加熱料理が多いのは、どうしても生水が使えないから。

一方で日本ではざるそばなど、山の綺麗な水を活かした料理が多い。

結構説得力があります。

 

提供されるのが中華料理屋でそこの具材ならではの発想なので、中国と日本のコラボレーションということもできます。

まあどう解釈するかは皆さんのお好みで。

中国の料理からヒントを得た説

一方、もう少し古い文献にまた似た料理があるとも言います。

 

上海あたりに、もやしと細切りの肉を冷した麺に乗せて食べる、涼拌麺(Liángbàn miàn, 近い発音はリャンパン ミァン)という料理があります。

これがもとになった、という説がひとつ。

 

ただ、涼拌麺の「拌麺」は、どちらかというとまぜそばに近いニュアンスがあります。

いろいろなパターンがあり、ネギ油系からごま油系までありますが、基本的にこってりしています。

 

なので、涼拌麺と冷やし中華は単純にはつながりません。

拌麺は拌麺でおいしそうですが、涼しいという感じでもなさそう。

 

もう少し違った説では、涼拌麺とざるそばの2つからインスピレーションを得たという話もあります。

神保町の揚子江菜館というお店がその発祥だとか。

 

ヒントを得たとはいえ、これも日本発祥ということになりそうです。

カレーライスや肉じゃがみたいな。

東日本・西日本で独立に発展した説

h4

東日本と西日本で別々に発展した、という説もあります。

京都で、ところてんのつゆを冷やしたラーメンにかけて、納涼としたのが発祥だとか。

ところてんのつゆと言っても、今のデザート風のものではなく三杯酢のあっさりしたものです。

 

確かに、麺類が好きなら各地で似たような料理が同時に発生してもおかしくなさそうです。

日本暑いし。

 

 

 

また、「似た料理」で最古の記録となると、昭和4年の『料理相談』という本に載っているものがあるそうです。

キュウリ、ラッキョウ、タケノコを乗せ、冷スープ、醤油、酢、コショウとともに麺をいただくということです。

とても似てますね。

 

はみ出し情報ですが、『料理相談』を発行した鈴木商店は、今は味の素です。

当時から料理に影響力があったのでしょう。

まとめ

ということでまとめます。

 

・冷やし中華の説はいくつかあるが、いずれも日本発祥

・ざるそばにヒントを得て、綺麗な水を活かした

 

というのが、今回の記事で挙げた説の特徴でした。

でも、ぜひまとめのこの内容だけでなく、今の味の素が昭和初期に似た料理を考えているとか、そういう情報もぜひ知ってくださいね。

 

カレーライスや肉じゃがも、外国の料理からヒントを得て、改造(改良)して作られた日本料理であり、たぶん冷やし中華もこれにあたるのでしょう。

まだそんなに有名じゃないので、ぜひ、この知識を冷やし中華を食べてるときに思い出し、話してみてください。