和装をしてみたい方必見!「番傘」と「蛇の目傘」の違いとは?

こんにちは。

梅雨の季節が近づいております。

今日のテーマは、雨が多くなってくるということで、傘についてのお話です。

それも、ただの傘ではなく、番傘と蛇の目傘についての話です。

 

番傘と蛇の目傘の違いについて調べに来た方も、ただたまたまこの記事を開いた方も、今日はこの2つの違いについて知りましょう。

 

というのも、私は前違いがあることについてよく知らなかったし、そもそも「和風の傘は全部番傘と呼ぶ」みたいなことを思っていたからです。

でも実際は違うのです。

それをご紹介しましょう。

ついでに、他の和傘についても少しだけ知ってみましょう!

和傘の種類は結構あった!

和風の、というか日本(やその近辺)で発達した傘のことを和傘といいます。

和傘といえば、こういうのをイメージしますよね。↓

kasa2

これで映っているものがどちらなのかは判別しにくところもありますが、おそらく全て「蛇の目傘」に分類されます。

 

和傘を大きく分類すると、

・番傘

・蛇の目傘

・舞踊傘/舞傘

・野点傘/大傘

の4つに分けられます。

 

どう違うかというと、番傘は骨組みが竹で作られており、柄も骨も太くてしっかりしているものです。

一方蛇の目傘は柄が木でできており、かがり糸をはじめとした装飾が施されています。

 

舞踊傘は雨を防ぐためでなく基本的には舞踊のためのものなので、平で小さく装飾がきらびやかなことが多いです。

野点傘は野外で茶道(野点)などの催しを行うときの傘で、大きく、また傘の骨の先端が内側に曲げてあります。

 

ただ、この大雑把な分類だけではまだわかりにくいので、それぞれの傘の歴史を絡めて見ていくことにします。

とくに番傘と蛇の目傘について中心に解説します。

 

番傘と蛇の目傘

番傘の名前の由来は、「番号付きの傘」です。

どういうことかというと、江戸時代、傘は皆で共有することがありました。

商人が町の人に傘を貸すのです。

 

そのため、傘は実用的な面が強く、壊れにくいよう太い骨組みと柄で軽い竹を使い、また模様などは控えめになっていました。

そういうのを番傘というのです。

 

一方蛇の目傘は、雨傘ではありますが、オシャレという面をより発達させたものです。

そのため装飾があり、骨組みは細く、また模様もきれいに作られています。

 

蛇の目、の由来は蛇の目という模様の種類ですが、傘の開いた部分の中心から円を作るように白色に塗って、その周りをしっかり鮮やかに色付けされていることが多いです。

こういう模様を蛇の目といいます。

 

ただ最近は蛇の目傘も無地のものや、花などの絵を描いたものもあるため、区別は基本的に柄や骨組みで行います。

 

 

 

舞踊傘はよりきらびやかで、基本的には舞踊のために使っていました。

ただ最近は日傘として使うこともあるようです。オシャレですね。

ただ雨傘としては向いてなく、雨に晒すと模様が落ちてしまったり壊れたりするかもしれません。

 

また野点傘はもともと貴族のお付きが貴族に差していたものが由来なので開きが大きく、また貴族を傷つけないように骨の先端が丸められているのです。

現在はそれが野外の催しで使う傘として定着しました。

番傘と蛇の目傘、使い分けは?

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イメージとしては、男性的で無骨な大きい、竹づくりの傘が番傘で、飾りがついていて細い印象のある女性的な傘が蛇の目傘ということになります。

 

といっても男性的・女性的というのはあくまで言葉の綾で、最近は番傘でも女性向けに柄がおしゃれなのがあったり、男性でも蛇の目傘はそれはそれで絵になるものもあるので、好みや用途に合わせて選ぶことができます。

 

なお、買い方についてですが、売っているお店はそんなに多くないので、多くは通販ということになります。

恋人とあえて選びに、売っているお店を探して旅行に行く、というのもまたオツなものかもしれませんが……。

 

 

また、お相撲さんもよく見るとどちらも使っていたりします。

試合前の中継とかを探して見てみるとそれぞれのお相撲さんの好みが見られて面白いかもしれませんね。

 

 

まとめ

というわけで、まとめます。

・番傘は柄が大きく竹製

・蛇の目傘は柄や骨が細めで木製、蛇の目の模様付き

・最近はどちらもおしゃれなのがあるので好みで

というのが、この記事の要点です。

 

夏祭りで着物を着るときとか、せっかくだし和傘でばっちり和風にしたいですよね。

ぜひ、皆さんの好みに合わせて番傘や蛇の目傘を選んでみてください。